「高台寺」で普段見ることが出来ない「内陣の龍」の天井画が、非公開文化財特別公開されていることを知り見に行ってきました。
普段は全体を目の前で見ることが出来ない文化財なので、見ることが出来てラッキーだった!
高台寺(こうだいじ)は京都府京都市東山区にある臨済宗建仁寺派の寺院。山号は鷲峰山(じゅぶさん)、寺号は詳しくは高台寿聖禅寺と称する。豊臣秀吉の正室である北政所(高台院)が秀吉の冥福を祈るため建立した寺院であり、寺号は北政所の落飾(仏門に入る)後の院号である高台院にちなむ。釈迦如来を本尊とする禅宗寺院であるとともに、秀吉と北政所を祀る霊廟としての性格をもった寺院である。 (Wikipedia)
鷲峰山 高台寺
法観寺(八坂の塔)に続いて「高台寺」に来ました。歩いて数分の場所にあるので近いんですよ。
受付を済ませて中に入るといきなりこの前行った「銅閣寺こと祇園閣」が見えてきます。これにはビックリです。
高台寺は少し高い位置にあるので「祇園閣」を目の前に見ることが出来るんですね。
まず「遺芳庵」という茶席を目にすることが出来ます。
「方丈」から見た方丈前庭になります。
勅使門の前に白い壁が出来ていますが、これは夜間ライトアップが行われている関係で設置されているようです。この庭もライトアップされているみたいですよ。
この「方丈」には、修復され彩色が蘇った豊臣秀吉像と北政所(ねね)像が安置されており、平成26年1月10日(金)〜3月18日(火)まで非公開文化財の特別公開されていました。
撮影禁止なので写真はありませんが、目の前で見ることが出来て良かったです。
「観月台」と「開山堂」です。
この廊下「臥龍廊」が上にある「霊屋」まで繋がっているのが独特な雰囲気を醸し出していました。
そして今回の目玉である「開山堂」です。
高台寺第一世の住持「三江紹益禅師」を祀る塔所で、左右壇上には木下家定(ねねの兄)、雲照院(家定の妻)等の像も安置されている。
「開山堂」には内陣の龍の天井画が描かれていて、これが特別公開で間近から見ることが出来たのです。
普段は柵が設けられていて「内陣の龍」の全体を目にすることが出来ないようになっているのです。
これが開山堂と臥龍廊でつながっている「霊屋」です。
北政所の墓所で秀吉と北政所をお祀りしている所です。厨子内左右には秀吉と北政所の木像が安置されています。
こちらは高台にある「傘亭」で、利休の意匠による茶席であり伏見城から移建されたものです。
左の「時雨亭」と「傘亭」は土間廊下でつながっています。
下へと降りて行くと高台寺の隣にある「霊山観音」のかなり大きい観音像が見えます。
昔からこの観音像が目立ってた。(^^;
親子龍の頭がありました。調べてみると2年前に夜間拝観のライトアップで使用されたようで、今はこの位置に置かれているみたいです。
京都東山花灯路2014
Photo:Kodaiji Lightup at Kyoto. By skyseeker
3月14(金)〜3月23日(日)まで「京都東山花灯路2014」が開催中です。
高台寺では「夜間特別拝観」が3月中旬〜5月初旬まで行われており、方丈前庭にある枝垂桜が咲く頃が一番見応えがあるかもしれません。
時間は日没後〜21:30(受付終了)までとなっています。
本日のまとめ
高台寺の春と秋の夜間特別拝観は見応えがありますよ!
京都に来る機会があったら是非ともこの季節の夜に訪れて見て下さい。オススメです。(^^)
『鷲峰山 高台寺』
〒605-0825 京都府京都市東山区下河原町 八坂鳥居前下る下河原町526
TEL.075-561-9966
拝観時間:9:00~17:00
京阪祇園四条駅から徒歩17分