京都の五重塔といえば「東寺」ですよね!
平成6年(1994)12月に「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されました。
予定には無かった「東寺」へ行ってみることに。
帰りに予定してなかった東寺へ
当初の予定では「八坂の塔」でお馴染みの法観寺へ行く予定だったのですが、行ってみると開いてなかったので断念。開いてるのがレアなのです。(^^;
帰路についているときに突然に思いついたのが、同じ五重塔がある「東寺」だったのです。
帰りの電車を逆の京都方面へ行けば数駅で東寺に行けるので、急遽予定変更して行くことにしました!
真言宗総本山 東寺(教王護国寺)
近鉄の東寺駅から西へ徒歩数分歩くと五重塔が見えてきます。ここは電車からも見ることが出来ますよね。
京都駅から1駅なので行きやすい場所にあるため、修学旅行生もよく観光に訪れています。
こちらが南の入口となる「南大門」です。
デカイ!
奥に見えているのが「金堂」になります。
こちらが「金堂」になります。
延暦15年(796)に東寺が創建され、最初に工事をはじめたのがこの「金堂」になります。
宋の様式を取り入れた天竺様と和様を合わせた桃山時代の代表的な建物で、屋根中央の切り上げは東大寺大仏殿や平等院鳳凰堂にもみられる形です。
東寺を訪れた一番の目的が都七福神「毘沙門天」の御朱印を頂くことなのです!
ってなことで「毘沙門天」へ参拝に行くぞ。
こちらが毘沙門天が祀られている「毘沙門堂」になります。
「毘沙門天」は財宝と福徳の神様です。
奥には「大黒堂(三面大黒天)」がひっそりとありました。
「大黒天」「毘沙門天」「弁財天」、三尊のご利益が一度に授かれるとな!凄いですね〜
でも「大黒天」の妙円寺に行けばこの3つは制覇出来るので別にいいかな。(^^;
こちらが「講堂」になります。
寺域の中で大伽藍が建っているエリアは、東西南北とも255mでほぼ正方形。その中心に講堂は位置しています。
弘仁14年(823)に工事が開始され、16年後の承和6年(839)に完成しました。当時は講堂と金堂の周囲を廻廊が巡り、ふたつの大伽藍をつないでいた。
しかし文明18年(1486)に金堂、南大門とともに消失。金堂は桃山時代、南大門は江戸時代に入ってから再建され、講堂は消失より5年後に再建されました。
東寺の「五重塔」です!
午後3時頃なので思いっきり逆光だったこともあり真っ黒です。(^^;
撮影するなら朝の方がいいですね。
高さは約55mで木像の建築物としては日本一の高さを誇ります。五重塔は落雷などによって4度焼失し、今の五重塔は寛永21年(1644)に再建されました。
昨日から「国宝 五重塔 初層の特別拝観」が行われています。
会期:2014年10月31日(金)〜11月9日(日)
普段は非公開になっている五重塔 初層の内部に安置されている仏像を拝観することが出来ます。
こちらが食堂(じきどう)になります。
境内の南から北へと、金堂、講堂、食堂とまっすぐに大伽藍が並ぶ。この配置は仏法僧を表している。
「仏」金堂
「法」講堂
「僧」食堂
足利尊氏が東寺に本陣を置いたとき食堂に居住していたことがあります。今の建物は昭和5年(1930)に焼失後、3年間の工事を経て完成しました。
東寺の御朱印
東寺の御朱印は9つもあるのです!
御朱印は食堂(じきどう)で頂くことが出来ます。9つ全部頂こうとすると書くのに時間を要しますので、空いている時にお願いするのがベストです。
数が多いので今回は画像を小さくして表示させています。画像をクリックすれば大きく表示されますので大きく見たい人はクリック♪
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1 真言宗十八本山(弘法大師)
2 京都十三仏霊場第12番(大日如来)
3 都七福神(毘沙門天)
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4 金堂(薬師如来)
5 御影堂(不動明王)
6 洛陽三十三観音第23番(十一面観音菩薩)
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7 西国愛染十七霊場第8番(愛染明王)
8 鎮守八幡宮(八幡大菩薩)
9 観智院(虚空蔵菩薩)
【豆知識】昔は西寺もあった
なんと!「西寺」も昔にあったのです。
「東寺」から西に位置し、上の模型を見れば分かる通り五重塔の位置が左右対称になっていますね。
正暦元年(990)に火災にみまわれたが再建されたと見られる。その後に荒廃し再建された塔も天福元年(1233)に焼失し、以降記録は史上から姿を消した。
「二水記」大永7年(1527)10月27日条に「西寺に陣を敷いた」と記録されていることから、この頃まで西寺が存在していたようだ。
現在は公園の中央の丘に碑が建っているだけになっている。
『西寺』
〒601-8469 京都府京都市南区唐橋平垣町45-1
本日のまとめ
「東寺」は子供の頃から何度か行ったことがある場所なのですが、ほとんど記憶にありません。それは寺社仏閣にまったく興味がなかったからです。(^^ゞ
今回、興味を持って行ってみると「東寺」の凄さがわかった気がします。さすが世界遺産ですね!
なお拝観料は時期によって変わりますので、詳しくは東寺のホームページでご確認下さい。
金堂・講堂・五重塔は拝観料が必要です。
『真言宗総本山 東寺(教王護国寺)』
〒601-8473 京都府京都市南区九条町1
TEL.075-691-3325
拝観時間:夏期(3/20〜9/19) 8:30〜17:30/冬期(9/20〜3/19) 8:30〜16:30
近鉄東寺駅から徒歩10分