京都観光2015-4:第49回 京の冬の旅で「大本山 妙顕寺」を訪れる!非公開文化財を見ることができて運が良かった!

お寺・神社の風景

第49回 京の冬の旅で妙顕寺を訪れる

京都八本山御朱印巡りで「妙覚寺」に続き「龍華 大本山 妙顯寺」を訪れました!

場所は妙覚寺から南へ300mのところに「妙顕寺」があります。近い。(^◇^;

訪れた時はちょうど「第49回 京の冬の旅」やっていて非公開文化財や寺宝を見ることが出来て妙顕寺はラッキーでした。(^^)

 

スポンサーリンク

龍華 大本山 妙顯寺

山門/妙顕寺(Myoken-ji Temple)

日蓮の遺命を受け、京都布教中の日像が後醍醐天皇より寺領を賜り、妙顕寺を建立した。京都における法華宗の根本をなす寺院となった。その後、備前法華の祖と仰がれる大覚を輩出し、法華宗の発展に大きく寄与することとなった。
「四海唱導」「四条門流」と呼ばれる。妙顕寺、妙覚寺、立本寺の三寺で「龍華の三具足(りゅうげのみつぐそく)」と呼ばれている。(ウィキペディア)

妙顕寺の歴史/妙顕寺(Myoken-ji Temple)

▲ 「妙顕寺」の歴史が凄かった!恐るべし比叡山衆徒ですな。( ̄^ ̄;

元亨元年(1321) 今小路(現京都市上京区大宮上長者町)に妙顕寺を建立。

暦応4年(1341) 光厳院の院宣により四条櫛笥(現京都市下京区・中京区の境)に移転。

嘉慶元年(1387) 比叡山衆徒により伽藍が破却され寺は若狭小浜に避難する。

明徳4年(1393) 足利義満の斡旋により三条坊門堀川(現中京区堀川御池)に伽藍を再建し、寺号を妙本寺と改める。

応永18年(1411) 足利義持の祈願寺となる。

応永20年(1413) 再び比叡山衆徒により破却される。

永正18年(1521) 足利義稙の命により二条西洞院(現中京区)に再建される。

永正・大永頃(1504-1528) 寺号を妙顕寺に戻す。

天文5年(1536) 天文法華の乱で伽藍を焼失し寺は堺に避難する。

天文11年(1542) 後奈良天皇は法華宗帰洛の綸旨を下し、堺に避難していた法華宗寺院は相次いで京に戻る。

天文17年(1548) 二条西洞院に再建される。

天正12年(1584) 豊臣秀吉の命により現在地に移転。

天明8年(1788) 天明の大火により焼失しその後再建される。

第49回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開/妙顕寺(Myoken-ji Temple)

▲ 訪れた日はちょうど「第49回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開」をやっていました。

妙顕寺は尾形光琳ゆかりの寺でもあり、尾形光琳の屏風絵を元に作られたという「光琳曲水の庭」「龍華飛翔の庭」「孟宗竹の庭」の3つの庭があります。その庭とともに寺宝も特別公開されていました。

参道・本堂/妙顕寺(Myoken-ji Temple)

▲ 山門を入ると本堂へとつづく参道があり、秋には紅葉でとても綺麗な景色を拝むことができます。

境内・本堂/妙顕寺(Myoken-ji Temple)

▲ 正面には本堂が見えます。

三菩薩堂/妙顕寺(Myoken-ji Temple)

▲ 境内の右側にはまず三菩薩堂があります。

尊神堂/妙顕寺(Myoken-ji Temple)

▲ その三菩薩堂の隣には尊神堂です。

尊神堂・三菩薩堂/妙顕寺(Myoken-ji Temple)

▲ 尊神堂と三菩薩堂は橋で繋がっていますが、見た感じ綺麗なので最近造られたみたいですね。

本堂/妙顕寺(Myoken-ji Temple)

本堂/妙顕寺(Myoken-ji Temple)

▲ 本堂は外から内部を見ることができませんが、特別公開で入ることができ説明も受けました。内部はとても綺麗で凄かったです。天井は信徒の家紋があしらわれている。

本堂の横から方丈へ/妙顕寺(Myoken-ji Temple)

▲ 本堂の左奥には方丈と玄関がある。

方丈・玄関/妙顕寺(Myoken-ji Temple)

▲ 正面に方丈、右に玄関があり、非公開文化財の特別公開は方丈で受け付けています。御朱印もこちらで受け付けています。

龍華飛翔(四海唱導)の庭から見る勅使門/妙顕寺(Myoken-ji Temple)

▲ 龍華飛翔(四海唱導)の庭から見る勅使門になります。本堂内部の撮影は禁止されていますが、庭の撮影は可能とのことです。

龍華飛翔(四海唱導)の庭/妙顕寺(Myoken-ji Temple)

龍華飛翔(四海唱導)の庭/妙顕寺(Myoken-ji Temple)

龍華飛翔(四海唱導)の庭/妙顕寺(Myoken-ji Temple)

大客殿/妙顕寺(Myoken-ji Temple)

▲ 龍華飛翔(四海唱導)の庭は大客殿から望むことができます。

孟宗竹の庭/妙顕寺(Myoken-ji Temple)

▲ こちらが孟宗竹の庭になります。

光琳曲水の庭/妙顕寺(Myoken-ji Temple)

▲ そして光琳曲水の庭です。

以上が特別公開で見ることが出来たお庭でした。

勅使門・石塔/妙顕寺(Myoken-ji Temple)

▲ 本堂裏から見た勅使門と石塔(寿福院塔)

慶中稲荷・御真骨堂/妙顕寺(Myoken-ji Temple)

▲ 本堂の横にある尊神堂と三菩薩堂をつないだ橋の下を通って奥に行くと、三菩薩堂裏に「慶中稲荷」と「御真骨堂」があります。

慶中稲荷/妙顕寺(Myoken-ji Temple)

▲ 慶中稲荷の鳥居をくぐるとこの様に祀られています。

建物の位置/妙顕寺(Myoken-ji Temple)
 

妙顕寺の御朱印

御朱印は方丈で頂くことが出来ます。

本来は朱印帳に書いて頂けるのですが、特別公開が行われている期間中は紙に書かれた御朱印に日付を書いたのを頂くことになります。

朱印帳に直接書いて頂きたい方は予め確認してから行かれることをお薦めします。

御朱印 御首題 南無妙法蓮華経/妙顕寺(Myoken-ji Temple)
御首題 南無妙法蓮華経

 

京都八本山巡り

日蓮宗京都八本山が法華信仰と妙法の広布を実現するために、八本山集印行脚の運動を発願されました。

八本山とは、「大本山 妙顕寺」「大本山 本圀寺」「本山 頂妙寺」「本山 妙覚寺」「本山 本満寺」「本山 本法寺」「本山 立本寺」「本山 妙傳寺」の八つのお寺になります。

これらのお寺をまわって御朱印を頂こうということですね。今回は妙覚寺に続き2つ目の「妙顕寺」クリアです!
 

本日のまとめ

日蓮宗京都八本山のお寺を巡って感じたのが、特別公開中は御朱印を書いて頂くことが難しいこと。でも特別公開されているのも見たいので悩ましいですね。

私は京都に住んでいるので日を改めてまた出向けばいいだけのことなのですが、遠方から旅行で訪れる人は大変です。まあその分有り難みもあるのも事実。

御朱印集めの醍醐味の一つかな。(^^)

龍華 大本山 妙顯寺|日蓮宗 寺院ページ

 


『龍華 大本山 妙顯寺』
〒602-0005 京都市上京区寺之内通新町西入妙顯寺前町514
TEL.075-414-0808
京都市営地下鉄烏丸線 鞍馬口駅から徒歩10分

(Japan Kyoto, Myoken-ji Temple)